最後にこのブログ更新したんいつやったかなーと思って最後の記事見たら2年前の5月だった。もっと放置してる気でいたけど意外と最近で驚いた。



このブログを作ったのって僕が社会人一年目の時で、あの当時いま考えても糞みたいな職場に新卒一年目で配属されて本当に腐ってて、「これこのままここで漫然と仕事してたらまじで人生終わる」と思って、じゃあ副業とかしてみるかと思って当時アフィリエイトとか流行ってたんで自分の好きなものなら続くかなと音楽を紹介するブログをはじめた。

あの頃は彼女(今は結婚して嫁になった)とも遠距離だし千葉の外れに住んでて友達とも会いにくいしで時間がとにかく有り余ってて、一記事に何時間もかけてその頃の自分なりに頭捻って記事かいて毎日根性で更新してた。


そうだ。書いてていま思い出したけど、漫画のためし読みをまとめたサイトとかもやってたのだった。

これはいま考えても明らかに時代の先を行ってたサイトだと思う。漫画村が流行ってブロックされて似たような合法の無料漫画まとめサイトが出てきたときはてブで絶賛されてたし。


話を戻して。そんなかんじで毎日ブログを更新してるとどっかのタイミングでドンとPVがはねて、立て続けにGoogleの検索上位にこのブログが上がるようになった。
それがすごい嬉しくてそっから二年くらいはただ楽しくて続けてた。お小遣いもとょいちょい稼げたし。

けど、そっから、たぶん2014年くらいから一気に更新する気がなくなってしまった。なんでかというと、まぁ一言で言うと「なんか感想とかWebで書いてるのが恥ずかしくなってきたから」。

その当時くるりの岸田繁さんが「音楽の良し悪しをプレイヤーでない評論家が語るのはおかしなことだ」みたいなことを言ってたりチュートリアルの徳井さんもラジオで爆笑オンエアバトルを引き合いに出して漫才の評論について似たようなことを言ってたり、元ナタリー編集長(たぶん)の唐木元さんが「音楽ライターは音楽および楽器演奏に関する基礎知識があってしかるべき」って言ってたりとか、そんなかんじの意見を見ることが多くあった。
その上で自分の書いた音楽の感想を読んでみると、まぁ素人丸出しの気持ちと感覚とノスタルジーだけで書いてるなってのがばんばん伝わって来ちゃってめっちゃ恥ずかしくなっちゃったのである。

ほんで、歌詞を引用したり過去のインタビュー記事を引用したりと客観的事実に基づいて記事を書くようにしてみたのだけど、そうすると、ただの情報まとめ記事になっちゃって書くのが全然面白くなくなってきて、更新頻度がどんどん減っていった。


で、最後の記事から2年とちょっと経った今。
音楽取り巻く世の中の状況も、僕個人の環境も、このブログを始めた2012年頃から大きく変わっている。

CDから音楽配信へ、YouTubeも当たり前に使われるようになった、くらいのフェーズが2012年頃だったとするなら、今はSpotifyやらアップルミュージックやらAmazonのプライムミュージックやらで音楽を聞くのが主流になった。

今や僕はTSUTAYAにいかなくなったし音楽も9割ストリーミングとYouTubeで捕捉しているし、ライブには結婚して子供が生まれて以来ほとんどいかなくなった(たぶん最後に行ったのは2年くらい前のハンバートハンバートの赤坂BLITZでのコンサート)。

ストリーミングで音楽を聴くと、一曲一曲に向き合って精読、もとい精聴することが難しく、どうきても流し聴く形になりがちで、あの頃に比べ音楽を聴くことそのものに対する熱量も減りつつあるというのが正直な所だ。


という今、世の中の環境が、次のステージに進み、僕の周辺環境も変化し、僕の中身も諸々変化してるなと感じられる今。

もっかいこのブログを再開してみようと思う。

頻度はどんなものになるかわからんが、なにかを発信したいと、思ったときにできる場所が僕にはある。それは幸せなのだろうと思うので、せっかくだし活かしたいと、ふと思った。
そう。ほんとにさっき、会社からの帰り道、Amazonのプライムミュージックでコールドプレイを聴いててなんか無性に文章が書きたくなり、上記のようなことを思ったのである。

というわけで皆様、今後ともよろしくお願い致します。