先日の三連休、ちょっと面白いフェスに行ってきたのでご紹介します。

TOKYO ISLAND(トウキョウアイランド)なるフェスです。

TOKYO ISLAND 

まずは、上記公式サイトに掲載されているメッセージを引用しておこうと思います。
東京はお台場のもっと先、まだ殆どの人達がまったく知らない新しい埋め立て地の一部で、たった一日だけの音楽祭を楽しもうという入場料のかからないフリーパーティーが、「TOKYO ISLAND」です。
素晴らしいアコースティック中心のライヴがあったり、素晴らしいSNS時代特有の今を響かすバンドやアーティストがいたり、素晴らしいシーンで話題のニューカマーがいたり、それぞれジャンルは違えど新しい東京の遊び場に集まって風に吹かれながら素晴らしいライヴを披露し、僕らはパノラマ感溢れる東京の街を一望する丘の上で音楽と共に生きる。これ以上に素晴らしいLIVEはないんじゃないかという、新しいフリーパーティーです。
ディズニーランドから東京スカイツリー、そしてお台場の全景……すべてがパノラマ状に見える信じられない程の絶景が楽しめる場所で、日が暮れるまで一緒に楽しみませんか?
7月20 日(月・祝)、昼から海の森で最高のアーティストと共に、最高の音楽を空の下で鳴らします!是非、お気軽に遊びに来てください!最高の思い出を空の下で一緒に作りましょう。
なお来年、公園がさらに解放される中でTOKYO ISLANDは音楽のみならず、様々なカルチャーが集まり、東京でしか実現しない「大文化祭」へと進化する予定です。よろしくお願いします!

そして行ってきた僕が感じた、このフェスの主な特徴は以下の三つです。

1.入場無料(別途会場までのバス代がかかる)の「音楽フリーパーティー」を自称している
2.まだ住所のない、お台場の先にある「海の森」なる公園を会場としている
3.出演アーティストのクセがすごい

この1,2,3が絶妙にマッチングして、大変いいフェスであったなという印象を抱きました。
順不同にはなりますが、この三点を中心にこのフェスをご紹介しようと思います。

■会場がやばい

まずはこの地図をご覧ください。お台場・東京ビッグサイト・新木場の東京ゲートブリッジあたりの地図です。

少し説明し辛いですが、お台場の南側、暁ふ頭公園のさらに南に、台形の「ザ・埋立地」な形をした島が確認できると思います。この島の上辺、短い辺のあたりに会場が設営されているのです。

なんでもこの場所、「海の森」なる公園なんだそうですが、まだ住所もない、たいへん新しい島で、東京オリンピックのボートの会場として利用するためにただいま絶賛開発中なんだそうです。

実際、その開拓感が本当に体感できる会場でして。

青海駅からの送迎バスに乗って15分ほど、送迎バスの降り場についてみると

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全然舗装されてないふつうの砂利道(笑)

それでもこの道を歩いてしばらく丘を登っていくと、右手には東京の湾岸部を一望できる素晴らしいロケーションが!

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そして「海の森」という言葉通り、徐々に緑が。
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(カメラの光加減のギャップがすごいですがお気になさらず…)
なんでも公園化に向けて、潮風にも負けない植物を植えまくってるんだそうです。2015-07-20-17-18-13

丘の上のステージから来た道を見下ろした写真がこちら。奥には東京ゲートブリッジが見え、たまに羽田空港に降り立つ飛行機が横切ったりします。

というわけで、とにかくこの立地、ロケーションが素晴らしい。この場所そのものがまだほんとに未開拓で、会場に入るまでは「なんだよここ…バスでおかしなところ連れてきやがって…カイジかよ…」ってなってましたが、着いてみると、とにかく景色と、まだ成長途中の樹木たちが素晴らしかったです。


■ゆえに雰囲気がいい


これがこのフェスの最も素晴らしいところだと思いました。

繰り返しになりますが、この会場、ほんとにロケーションが素晴らしいんです。右手には東京の湾岸部、レインボーブリッジ、お台場フジテレビ、観覧車、東京タワー、そしてちょっと離れて東京スカイツリー。

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そしてその逆側には東京ゲートブリッジと、東京湾。遠くに葛西臨海公園、ディスニーランド。羽田空港に発着する飛行機。
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そんなところで各々が芝生に腰を据え、時に酒を飲んで連れ合いと談笑し、時に音楽を聴いて体を揺らす、と。

そう、このイベント、バスの送迎にはお金がかかるものの、基本的に入場料は無料なので、なんというか「高い金払ってるんだからライブがっつり見なきゃ!前行かなきゃ!」といったガツガツさがみなさんに皆無な印象だったんです。そこがほんとによかった。後ろの方でシート敷いて酒のみながらすんごいゆっくりライブ観てる(ていうか聴いてる)人とかたくさんいて、あのゆるい雰囲気が最高に居心地がよかったんです。

これはあえてなのかなあ、だとしたら主催者の鹿野さんほんとにすごい方だなと思います。あの雰囲気は絶対に、あの場所で、無料でやらなければ醸し出されないものだったはず。




■参加アーティストもなにげに豪華

そして無料イベントなのに、出演者が大変豪華。タイムテーブルをみてください。

正直言って、半分以上は僕が知らないアーティストの方で、実際僕も後半数アーティストのライブしかみてないんですが。

ただ、15時以降、潮風が心地よく、涼しくなってくるあたりから、アコースティックなシンガーソングライター、Caravanが登場し

少しずつ日が傾き始めた時間帯にSPECIAL OTHERS ACOUSTIC

そして日が沈むギリギリの時間帯に大トリとして神聖かまってちゃんが登場し締める。


で、タイムテーブルにある通り、各アーティストの隙間に、各DJがステージ横で場をつなぐ、という流れ。僕は残念ながら、涼しくなってきた時間帯、この3アーティストのステージしか観ていないのですが、とにかく最高でした。とくに夕暮れ時のスペアザと、日が沈む東京湾をバックに、お世辞にも豪華とは言えない簡素なステージでギターをかきならすの子さんとメンバーたち、かまってちゃんのステージは観ていて鳥肌が立ちました。少なくとも僕が観たステージの方々は皆、この人たちしかいない、という人選であったと思います。

■まとめ

このフェス、すっかりGWの定番フェスとなりつつある「VIVA LA ROCK」主催者でもある、MUSICA創刊者の、ご存知鹿野淳さんが発起人であるそうでして、会場のいたるところにVIVA LA ROCKのロゴが見られました。

埼玉という土地、さいたまスーパーアリーナという場所で行うということを一心に考えたことがうかがい知れると、大変に評判のいいVIVA LA ROCKというフェスを動かしている鹿野さんは、やっぱりすごかった、というただそれだけのフェスでした。とくに東京という場所の素晴らしさと可能性を再確認できた、という点で。

なんでも今後は、このフェスを音楽に関わらない、様々な文化が交わるより大きなイベントとして、海の森公園の開発と共に 成長させていきたい、という野望があるんだそうです。

鹿野淳が新フェス『TOKYO ISLAND』を語る 「“ポスト音楽フェスティバル”へ移行する時代が来た」 

その第一回に参加できた自分は、ひょっとすると相当ラッキーだったのかな、と、そんなことを思いました。 

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