行ってきました。横浜アリーナ。

新アルバム、「Wonder Future」のレコ発ツアーです。

結論を先に書くと、新旧入り乱れたセットリストと演出の華麗さに打ちのめされた、最高のライブであった、といったかんじです。新アルバム「Wonder Future」が少しでも気に入った方であれば、間違いなく楽しめるはずです。

Wonder Future(初回生産限定盤)(DVD付)
ASIAN KUNG-FU GENERATION
KRE
2015-05-27

■セットリスト

まずはその豪華なセットリストについて。こんなかんじでした。

【本編】

Easter / 復活祭

Little Lennon / 小さなレノン

Winner and Loser / 勝者と敗者

Caterpillar / 芋虫

N2

センスレス

リライト

Planet of the Apes / 猿の惑星

ナイトダイビング

Eternal Sunshine / 永遠の陽光

或る街の群青

青空と黒い猫

Prisoner in a Frame / 額の中の囚人

深呼吸

今を生きて

嘘とワンダーランド

シーサイドスリーピング

Signal on the Street / 街頭のシグナル

新世紀のラブソング

ネオテニー

トラベログ

Standard / スタンダード

Wonder Future / ワンダーフューチャー

【アンコール】

ソラニン

未来の破片

迷子犬と雨のビート

君という花

Opera Glasses/オペラグラス


新アルバム「Wonder Future」 のアタマ4曲ではじまり、「N2」や「ナイトダイビング」、「深呼吸」、「ネオテニー」「トラベログ」といった過去アルバムからの渋い選曲と、「Wonder Future」収録曲はもちろん、「リライト」や「或る街の群青」などの有名曲を見事にバランスよく配置しております。さすがです。
「リライト」→「Planet of the Apes / 猿の惑星」とか「Prisoner in a Frame / 額の中の囚人」→「深呼吸」とか、ほんとに雰囲気がよく合ってるんですよね。新旧、有名無名曲のバランスがほんとに素晴らしかったです。

マジックディスク
ASIAN KUNG-FU GENERATION
KRE
2010-06-23


ソルファ
ASIAN KUNG-FU GENERATION
キューンミュージック
2004-10-20



そして本編が緻密に練られたストーリー性のあるセトリなら、アンコールは、さながらフェスのような勢い任せの選曲といったところでしょうか。もちろんわたくしは頭の「ソラニン」からの「未来の破片」で大興奮でございます。
 
 「迷子犬」や「君という花」で会場のボルテージは最高潮、そして「Opera Glasses/オペラグラス」でかちっと締める、と。なんというか、完璧ですね。



■ 演出


そう、これがすごかった。いや正直言って僕、アジカンのライブ初参戦なので、これまでのライブがどんな演出してたのか、とか全く知らないんですが。しかし間違いなくこのツアーのそれはとんでもなかった。

その片鱗を感じられる動画がYouTube公式にてUPされてましたのでご紹介いたします。 

 

要は各メンバーがそれぞれ長方形の上辺に立っていて、バックにも長方形がいくつかあってそれぞれに(たぶん)プロジェクションマッピングかなんかで画像が投影されて、曲に合わせて動く、みたいな演出なんですが。そのストーリー性と曲とのマッチングがまじではんぱなかった。アタマ6秒くらいの「復活祭」のところでバックの白黒の幾何学模様がぱんぱん移り変わってるの、わかりますでしょうか。

いや、伝わんないと思います。あのすごさは。動画では。ほんとにこれはぜひともライブに足を運んで観ていただきたいです。


■ アンコールが写真撮影OKだった!

アジカン、「Wonder Future」ツアーはアンコール撮影可能

さすがアジカン、さすがゴッチ、といったところでしょうか。スマホでの撮影のみ認められ、会場はスマホの画面の明かりがに灯され、たいへん綺麗でありました。

2015-07-18-19-57-28

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ドラゴンアッシュの「VIVA LA REVOLUTION」でも聴いてるのかと思われそうな光景ですが。違います。アジカンです。

そう、僕超後ろの席だったんですよね……。まあそのおかげで会場全体の雰囲気が感じられてそれはそれでよかったんですが。とはいえ、ツイッターを漁っていると、人によっては雑誌の写真さながらな超かっこいいやつを撮ってる方もいたようで。悔しいと言えば悔しいのであります。

僕が撮ったベストショットはこれ。

2015-07-18-19-58-21

遠い…でも良い写真だと思うんです。 たしか「未来の破片」やる直前くらいです。


■まとめ

とにかく「良かった」の一言です。

昔書いた記事でも言ってますが、平成2年生まれの僕にとって、アジカンは悲しかな、どちらかと言えばノスタルジーを持って曲を聴いてしまう対象であって、(だからこそ「未来の破片」とか「或る街の群青」とかやられただけで泣きそうになったりもしてしまうんですが)ところがこのツアーが初お披露目となる「Wonder Future」の曲たちが、際立ってかっこいいし心をえぐってくる。

そんなえぐい曲達を、先に述べたプロジェクションマッピング(?)による演出によって視覚にからめて訴えかけてくるんだから、もうどうしようもないですよ。

あとあれでした。「新世紀のラブソング」はやっぱりとんでもない曲だな、と改めて感じた次第でして。アジカンが明確な意図をもって聴き手に訴えかける曲を作るようになるきっかけとなった、彼らにとっては大変発表するのに勇気が必要であったのであろうこの曲、この曲を聴くたびに、僕は彼らが日本一のロックバンドなんだな、と思わずにはいられなくなるのです。

とりあえず当分は↑のセトリのプレイリスト作ってループして聴く日々が続くんだと思います。


これからこのツアー参加される方!100%期待して行っていいと思いますよ!