いよいよ明日に迫りました。インストバンド、SAKEROCKのラストライブ"ARIGATO!"。

両国国技館で行われます。僕も参戦します(自慢)

※ラストライブの模様は、所属事務所カクバリズムのYouTube公式chにて生中継されるんだそうです。来れない方はそちらをチェック!

【関連記事】
SAKEROCK解散に寄せて 彼らの名曲を僕が知ってる範囲でご紹介していきます
僕がおすすめするSAKEROCKの名盤三枚

というわけで、今更ではありますが、SAKEROCKが解散にあたってリリースした彼らのラストアルバム『SAYONARA』についていろいろ書いてみます。

上記記事に書いてある通り、僕のSAKEROCK歴そのものはそんなに長くなくて、故に10年以上にわたって彼らの音楽を聴き続けている方々からすると何を言っているんだお前は、となる箇所もあるかとは思いますが、そこは暖かい目で見守っていただけますと幸いでございます。

SAYONARA
SAKEROCK
カクバリズム
2015-04-08



■ジャケット、歌詞カード その内容とデザイン

曲解説の前にCDそのものの話をさせてください。これが、ほんといいんです。

2015-05-26-21-45-50

写真じゃちょっとわかりにくいんですが、白の紙ケースでCDのプラスチックケースを覆っているかんじです。表ジャケットの写真、メンバーのみなさんが大変いい笑顔をされています。アルバムタイトルが「SAYONARA(さよなら)」で、ジャケ写にて大変いい笑顔のメンバーが並んで座ってらっしゃる。これだけですでにジンときます。

続いてジャケットの裏。

2015-05-26-21-46-00

こっちもいいですね。フォントがかっこいい。

2015-05-26-21-46-38

歌詞カードには、こんなかんじでメンバーの写真がところどころに挟まってます。あと撮影するのはアレなので省きましたが、バンド解散の際に発表された星野源さんによる解散の声明と各曲の解説が最後のページに掲載されておりました。

あと、この写真をちょっとはっちゃけさせたようなこんなかんじのポストカードがついてました。

image

というかんじで、これまでリリースされた作品達と変わらず、シンプルかつおしゃれなパッケージングがなされておりました。これで定価2592円です。これはファン必買です。



■収録曲を聴いてみて


続いて各曲を聴いての感想です(CD歌詞カードに載っていた源さんの解説を頻繁に引用させてもらってます)。

1. Emerald Music

前作のベスト、「SAKEROCKの季節」リリースに合わせて発表されていた曲です。PVもけっこう前に公開されてます。

 
超かっこいい。今作「SAYONARA」ではこのがっつり歪ませたエレキをお休みさせて、マリンバを全面に押し出す構成を取る形にアレンジされてます。僕個人的にはアレンジ前のこのMVのパターンの方が好きなんですが、星野源さん曰く「やっと完成した感じがします」とのこと。
 
2. Memories

「はじまりの春の様な曲を作りたい」と思ったとのこと。源さんの「ラララ」の声と口笛のハーモニーがたいへん爽やか。アルバム全体の印象をぐっとやわらかなものにしてくれています。
 
3. One Tone

「サビのメロディの音階が少ない曲が作りたかった」とのこと。おっしゃる通り、シンプルメロディで構成されており、ゆえにキャッチーかつ印象に残りやすい1曲です。個人的に聴きどころだと思うのは、最後の1分~30秒くらいのリズム落ちポイント。ドラムとピアノとかけ声が力強く、ドキリとさせられます。
 
4. Ballad

「特に何も考えないで作った、ストレートなバラッドです」と源さんがおっしゃっておりますが、トロンボーンがメロディを奏でる、大変心に沁みる良い曲です。
 
5. Orion

サビ?と呼んでいいんでしょうか、主メロがとにかくかっこいい。「ノリノリの曲が作りたくて」との源さんの言葉そのものな曲です。
 
6. Couple

タイトルとは裏腹の、気の抜けた曲。5と7の間にこの曲を配置しているのがいいですね。ナイスアクセントな1曲です。
 
7. Alcohol Waltz
こちらは曲名まんまな、陽気なメロディー。こちらは源さんの曲紹介が素晴らしかったのでそのまま引用しますね。
世界中のどこにでもあるような曲を作りたくなりました。聴いたことあるけど、微妙に違う曲。酒を飲んだ後、微妙に近所の世界が変わって見えているイメージです。


「深夜の冬を走る寝台特急をイメージして作りました」とのこと。ここから数曲で、一気にアルバムの、バンドの終わりを予感させはじめる展開に転じます。この曲、源さんの言葉通り、出だしは冬をイメージさせるさみし切ないピアノの音で始まるんですが、サビは元気に走る列車をイメージさせてくれるんです。個人的に、聴くと前向きになれる曲です。
 
9. Nishi-Ogikubo

こちらも源さんのコメントをそのまま引用しましょう。
西荻窪のスタジオで僕らはよくリハーサルをしました。思い出のほとんどは西荻窪。

SAKEROCKの音楽を聴き始めて日の浅い僕でも、バンド解散にあたっての源さんのコメントや、このアルバムを頭から聴いてみての思いや、西荻窪という土地そのものについてや、SAKEROCKというバンドが終わるということを思いながらこのコメントを読み、この曲を聴くと、本当に、なんとも言えない、胸がぎゅっとつかまれるような思いがします。 そういう曲です。
 
10. SAYONARA

そしてこの曲です。この流れでこの曲です。もう一度言います。この流れを、さっきの「Nishi-Ogikubo」とか言う神曲をうけてのこの曲です。
 

基本的には同じメロディの繰り返しなんです。
ずっとこれを繰り返していたい。終わらずにいたい。そんな叫びのようなものが聞こえてくる気がするのは僕だけでしょうか。このメロディの繰り返しが絶頂を迎えると同時に、メンバーみんなが一斉に同じ音で「ラララ」と歌い、曲を終わらせにかかり、そして曲が終わる。なんてかっこいい構成をしているのか。

この曲も星野源さんのコメントを引用してご紹介を終えたいと思います。

SAKEROCKは、自分が卓也くんに「バンドやろうよ」と声をかけたところから始まりました。この15年、いろいろありましたが、全員同じ音で終われる幸せをかみしめつつ。SAYONARA。


■とにかく良いアルバムだった

この価格にしてこの潔くおしゃれなジャケットデザイン、歌詞カード・ポストカードの手の込みよう、そしてなにより1曲1曲のクオリティの高さとその流れ・つながり。本当に、最高のラストアルバムだと思います。 

 明日のラストライブで彼らがどんな音楽を奏で、何が起こるのかは誰にもわかりませんが、こんなにすごいラストアルバムをリリースして作曲活動を終えたこのバンドなら、最高の舞台を見せて、バンドの最後を締めくくってくれるはずです。そういうわけなので、あと10数時間心して待ちたいと思います。

そういう思いにさせてくれる、本当に素晴らしいアルバムでした。

SAYONARA
SAKEROCK
カクバリズム
2015-04-08


コメント

コメントフォーム
評価する
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • リセット
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • リセット