面白かった。

大森靖子×峯田和伸(銀杏BOYZ)対談 (1/4) - 音楽ナタリー Power Push

銀杏、ゴイステ世代の、僕より2~3年学年が上くらいの人は、すんごい楽しめる内容だと思います。

 
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大森靖子さんは10年来の銀杏・ゴイステファン。それだけならなんでもない関係なんですが、なんと大森さんは峯田さんがかつてライブで公開した、彼の携帯のメールアドレスに、定期的にメールを送っていて、 峯田さんもそれを読んでいた。だから距離と濃度は違えど、お互いの事を知っている関係であったそうなんです。

対談はそのメールの内容や、大森さんのその当時の思い、また、そのメールを見ていた峯田さんが考えていたことなんかから、二人の音楽、あるいはライブに対する思いにまで及んでいて大変読み応えがあります。


大森靖子さん、恥ずかしながら僕この記事読んで初めて知ったんですが、いいですね。

大森靖子「きゅるきゅる」Music Clip

大森靖子公式サイト

こういうキャラクターを持ってこういう曲を作る人が、多感な10代の時期にゴイステ・銀杏を聴いて育ってるっていうのは大変興味深いですね。
峯田 当時メール毎日くれてた20人ぐらいのうち、亡くなった子がもう5、6人いて。親からメール来たりとか。たぶん本当にしんどい人がけっこういたと思うんです、今思えば。でも誰かに毎日メールを送るのってすごいことじゃないですか。力も使うし時間も使うし。そんぐらいのことをやってる人がもし楽器とか持って曲とか書いたらたぶんすごいのになと思ってたから、だからよかったなと思って。メジャーデビューも決まったって聞いて、すげえなと思って。

──峯田さんが当時の大森さんに「歌ってみれば」とアドバイスしたわけじゃないんですよね?

峯田 言ってないと思う。でもいつもけっこう長いメールだったから、これを歌詞みたいにして歌えばいいのになっていうのは思ってたかな。
 それがまさに現実と化したのが大森靖子さんであるわけです。峯田さんの、あの衝動と感情でぐっちゃぐちゃになった音楽に浸り、さらにその歌い主に向けて心のもやもやを吐露してきた女性が、今歌手として歌を歌っている。と。
峯田 でもどっかではあるんじゃない? 「私が女の子たちの背中を押してあげたい」っていう気持ち。

大森 それはそうですね。「女の子たち」っていうとよくわかんなくなっちゃうけど、やっぱり自分が昔欲していたものを同じように欲しがってる人が今いるとしたら、与えたいっていうのはすごいある。

峯田 うん。

大森 今になって思えば、自分はとっとと音楽やってりゃよかったわけじゃないですか。でも自分はかわいくないから音楽やっちゃいけない、かわいい人しか歌手になれないって思ってたんです。それで選択肢から外してたんです。だから「やっていいんだよ」「やっちゃいけないことなんてないよ」って言ってあげられる人になりたいなっていうのは思います。
こうやって脈々と音楽は受け継がれていくんですね。良い話。


あと、これに関連して、峯田さんが昨今の、「女性」に関する社会の状況について語ってたんですが、それもまた面白かったです。
峯田 ああ、今は以前に比べてアイドルとかもたくさんいて、女性が楽しくやってる状況なのかな。それはいいことだなって思う反面、ちょっと違和感も感じるけど。
──違和感っていうのは?

峯田 うーん、なんていうんだろう。あれは女性が作る女性の世界じゃなくて、ちょっとどっか男性側の欲望とかから作られる女性の世界じゃないですか。

大森 そうなんです。やっぱりアイドルを作って動かしてる男の人っていうのがいるわけで。私、取材とかで「今は女子が元気ですよね」って言われたりすること多いんですけど、全然そんなことないと思う。すごいやだなって思います。だからアイドルが私のこと好きになったりするわけで。それはその歪みから来てる。

峯田 アイドルをやってる本人たちはすごく一生懸命だと思うんですけどね。でもそれをコントロールしてるのは男で。男の都合のいいように、どっかでなってるんだと思う。女性自身がもうちょっと楽しくなれる状況だといいなって思いますけどね。
「あれは女性が作る女性の世界じゃなくて、ちょっとどっか男性側の欲望とかから作られる女性の世界じゃないですか。」ってこれ、ほんとに同意で。確かに今アイドルというものが盛り上がっていて、女性のメディアにおける露出が増えてはいるけど、女性がリーダーシップを持って、女性の女性による女性のための文化みたいなものを作り上げられている感じは全然しないんですよね。

 だから、そういう思いを持って、曲を作り歌を歌う大森靖子さんという人物には大変興味を持てたのでありました。


他にもライブやってる時に峯田さんが最近どんなこと考えたか、とかここ最近の銀杏の活動なんかにも触れていて、最後まで読み応えたっぷりな4ページの記事でした。時間ある方はぜひ読んでみて下さい。