ストレイテナーの記事で書いたように、こんどこんなイベントに行くことになったんです。

【東京】LOW IQ 01 15th Anniversary Special Party“MASTER OF MUSIC“ 

超楽しみです。

で、そんなテンフィの復習もかねて、この記事を書くことにしました。 

 
もうこれまで10-FEETに関しては相当いろいろ書いてきました。

10-FEET ―「凡人」に贈る。優しくて実直な唯一無二のメロコアバンド―
3年前くらいに野外フェス京都大作戦で10-FEET「風」を聴いたときの話
10-FEETがあの「6-feat」の第二弾を発売すると聞いて

僕にとっては神様というか親友というか、とにかくとても大切なバンドで、思い入れの強さはほんとにはんぱじゃないです。
そんな10-FEET大好きな僕が選ぶ3枚なので、テンフィ入門者の方はぜひ参考にしてって下さい。


①3rdアルバム 4REST (2005年5月25日発売)
4REST4REST
10-FEET,TAKUMA

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「10-FEETって、どのアルバムから聴いたらいいの?」って聞かれたら、僕は毎回これを推します。

前作「REALIFE」からの、重厚なミクスチャー感を引き継ぎつつも、心に刺さる言葉を彼ら特有の言い回しでぶつけてくるこのかんじは、このアルバムから始まった、と言っていいと思います。これまで何度このアルバムを聴いて救われ、奮い立って来たか。これを聴かずして10-FEETは語れない、と言っていい1枚です。


VIBES BY VIBES

溜め込む性格も傷つきやすい性格も
相手の気持ちが解るからやんか 恥ずべき事やあれへん
傷ついた分だけ心が温かさ
解るようになるなら傷ついて めっちゃ泣いたらええやん

なんて、ちょっとまっすぐすぎるかな?くらいのリリックも、

帰り道の風景 遠ざかる本心と叶えば失う交換条件の夢

みたいな歌詞が挟まることで良い味を出してきます。

そう。この曲、歌詞をよく読むと、結構ネガティブで、暗~い考え方が根っこにあることが伺えるんですよね。それが、僕みたいなちょっと根暗な人間にはすごい刺さる。それをこうやって明るく歌い上げてくれる。
で、こういう10-FEETの姿勢が、この1曲前に収録されてる「4REST」や「BUZZING」、「HEY!」や、「exodus」「Freedom」でもめちゃくちゃ表れてて。


BUZZING

あ~こうやって書きながら聴いててまた泣きそうだ。とにかく、沁みるんです。前の記事でも書いた、彼らの「優しさ」に触れられる1枚です。ほんとにおすすめ。

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②5thアルバム vandalize (2008年2月27日発売)

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これを聴く上で理解しておかなければならないのは、この1個前により心の奥のモヤモヤしたものに真正面から向き合った楽曲を数々詰め込んだ4thアルバム、「TWISTER」をリリースしてること。
その上でこのアルバムのこの曲を聴くわけですよ。

 
goes on
夜の海を飛び続けて 誰なのかも忘れて
夜の空を飛び続けて 誰なのかも忘れて
(略)
この悲しい記憶に照らせる 幸せにいつかは会えるかな
ごまかして偽って笑って いい訳とプライドにまみれて
いくら泣いても時は流れて 意地張っては置いていかれて
Goes on… 
どうでしょうこのフレーズ。一見するとひたすらにネガティブなワードが並んでいるように見えます。でも、よく読むと、そんなネガティブな感情も全て受け入れて、その上で歩き”続け”ようという姿勢が見て取れる、実は前向きな曲なんです。いい訳やプライド、ごまかしの笑顔。そんな醜い自分がいて、それでもその先にある幸せに、「悲しい記憶が照らす幸せ」に向かって前を向こう。そんな等身大の歌詞がほんとに素晴らしい1曲なんです。

で、そんな曲を中核に据えつつも、この「U」や「BDH」、「BLAME ME」、「STONE COLD BREAK」など、メロコアミクスチャーバンドとしての本領を発揮している曲も多々収録されているのもまた、このアルバムのすごいところ。


U

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③7thアルバム thread (2012年9月19発売)
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で、最新アルバムの「thread」。集大成と言っていいと思います。現時点の10-FEETの。


蜃気楼

まずは「蜃気楼」。これは、とにもかくにも歌詞をみましょう。

蜃気楼 - 10-FEET - 歌詞 : 歌ネット

日々に擦り切れて 青空が切なくて 見え透いた優しさがきれいで
みんなは優しくて あなたには会えなくて 明日は来て
あなたが私に(私に) 残した言葉は(言葉は)
今も事ある度 僕を歩かせ
孤独も幸せも少し増えた
懐かしさよ 今だけ温もりくれないか
とくに僕が好きなのは2段目。「今事ある度僕を歩かせる」言葉で「孤独も幸せも少し増えた」って。この詞をこの切なメロディに乗せて歌うという。泣ける。
前を向くことの大切さを訴えかけながらも、なつかしさ、思い出、「純粋だったあの頃」の力を信じる。これはこのアルバムに収録されている「シガードッグ」「CRYBABY」「淋しさに火をくべ」でも一貫しています。ライブのMCでもよくTAKUMA(ボーカルの人)さんがそんなかんじのことを言ってます。

で、この曲の1コ前に収録されているのがこれ。

 
その向こうへ

こっちは一転、エモさを残しながらも、心に訴えかける激しいサウンドが特徴的。ライブでもモッシュ、ダイブの嵐な曲調です。で、そうであるが故に、この短くかつシンプルな歌詞がすごい刺さる。

この曲がどういうことを訴えているのかは、ぜひこのアルバムのレコ発ツアーの様子がまるまる一本収められているこのDVDを観て理解してほしいんですが
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このライブでは、TAKUMA氏はこの曲を演奏する前に、「悲しみや痛み、別れ、あるいは出会い、喜び、どちらも、ずっと思い続ければ心にそれは残り続けて、忘れてしまえばそれまでであって、いずれにせよ我々は、それらの感情の向こうへ、さよなら、醜さ、卑しさ、愛、の向こうへ行かねばならん」みたいなことをおっしゃってました。それをこのシンプルな歌詞でアツく歌い上げるこの曲。かっこよくないですか。

MVがふざけ気味なのを差し引いてもたいへんに心を揺さぶられます。今ではたいがいのライブのセトリに組み込まれる、ライブの定番曲となっているようです。

で、「JUNGLES」や「focus」、「hammer ska」のような激しめの曲もちゃんと収録されていて、それがまためちゃくちゃかっこいい。こういう路線だけに限定してやっても十分第一線にいられるんだろうなーと思わせてくれます。

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はい、というわけで、この3枚が、僕の選ぶテンフィの名盤でした。正直言って、「風」も「RIVER」も、「1sec.」も最近カバーした「STAY GOLD」も収録されていない3枚で、とてもこの3枚でテンフィを制覇した、とは言えないんですが、アルバム3枚、ということになるとこれ以外ない、と自信を持って言えます。

あんまりちゃんとしたレビューになってないかもしれませんが、テンフィ初心者の方もそうでない方も、ぜひ参考にしてみて下さい。